全学自由ゼミナール

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現代短歌


入門




教授 坂井 修一


お知らせ


1.講義の時間: 夏学期5限(16:20-17:50)
2.場所: 1号館101号室

次回: 4月30日
宿題: 歌2首を坂井までメールで提出。 科類・学生証番号を記入しておくこと


概要

五七五七七の三十一音を定型とする短歌は、千数百年前の昔から、人々の思いを表わす手段として詠まれ続けてきた。その伝統詩である短歌によって、現代においてはどのような表現が可能かを探る。  具体的には、主に近現代の歌人の歌を鑑賞し、講師、受講者各人の解釈を述べあい、短歌を「読む」経験を積む。優れた作品を歌集単位で読む機会も設けたい。    さらに、「読む」経験をもとに自らの思いを短歌として「詠む」体験を通じて、講師による講評を得ながら表現手段としての短歌を味わう。 文科、理科を問わず、短歌に関心のある学生を歓迎する。


計画

主に近現代の歌人の作品を、講師による講評から学び、また受講者全体(回を重ねてからは少人数に分かれることもある)で、各人の解釈を発表し、議論しあう。また題詠や自由題による実作も体験する。  歌人による作品の講評、受講者各人による実作の講評や添削は講師が行う。 受講人数としては、数人〜50人程度を想定しているが、特に人数を制限する予定はない。 評価方法は、出席と実作(10首程度)により行う。 テキストは、現時点では特定の書籍を用いるか否かは未定だが、短歌初心者にとって取り組みやすいものを教材として、授業日までに講師が指定もしくはプリント等で用意する。 なお、器用に「じょうずな短歌」を作ることがだいじなのではないし、頭がいいことはかえってじゃまになる場合があることに注意されたい。本人の問題意識や美意識、表現への情熱、広い意味のまじめさなどが大切である。短い表現形式だからといって、なめないこと。逆に伝統ある詩形だからといって、緊張しないこと。