研究内容
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情報セキュリティマネジメント
2000年前後より急速に整備の進むISMS規格を中心に情報セキュリティ関連の国際標準を主な情報源としつつ、他方では国内の企業実態調査を行い、情報セキュリティの基本要件・課題・方策を整理している。次に、エンタープライズアーキテクチャにおけるセキュリティの扱いについてTOGAFなどの国際標準を参照し、組織の業務とITを総合的に描写するエンター ……
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距離センサを利用したドライバ運転姿勢検知の研究
ドライバ・モニタリング・システム(DMS)とは、画像センサや生体センサを用いて運転手の状態を推定するシステムのことである。運転手の状態を推定することによって高度な運転支援を行うことができる。例えば、既存のDMSは運転手の疲労や眠気を認識し警告する。このようにDMSが広く普及すれば、交通事故の主要因であるヒューマン・エラーによる交通事故を防 ……
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帰納的なシミュレーション・ポイントの選出手法
プロセッサのシミュレーションには極めて長い時間がかかる。それには、(1)シミュレータの実行速度が遅い、(2)ベンチマークのプログラムの命令が多い、(3)チューニングやデバッグのために莫大なシミュレーションの試行回数が必要、といった 3つの要因が挙げられる。このような問題に対処するために、シミュレーション・ポイントを選定することが考えられる ……
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動的情報フロー追跡
近年、電子商取引の拡大や公的な手続きの電子化に伴い、個人のコンピュータを利用しての個人情報の取り扱いはその頻度を爆発的に増加しながらも、そこで扱われている情報は決して漏洩していいものではなくなってしまっている。 機密情報を漏洩させないための考え方として「怪しいプログラムやユーザを機密情報に触れさせない」という考え方がかつては一般的であった ……
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盲導犬ドローン
視覚障害者のみならず高齢者の増加にともない,視覚に障害を持つ人の歩行支援のニーズは増大している.その支援方法は現在,同行援護,盲導犬,白杖など様々だが,それぞれ利便性,リソース,安全性などに課題がある.本研究では,ユーザ本人の意思で気軽に利用でき,大量生産が可能で,高機能なセンシングと柔軟なコミュニケーションが可能なドローンを用いる方法を ……
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高効率汎用プロセッサ・アーキテクチャ「STRAIGHT」
情報処理の心臓部となるプロセッサの高性能化、省電力化はコンピュータ・システム成長の根幹となる。近年では半導体微細化による直接の恩恵が鈍化したため、省電力性に優れる単純なインオーダ・プロセッサや、用途を特化して高性能高効率を実現するアクセラレータを組み合わせて、プロセッサパッケージ全体の能力を高めるアプローチが取られるようになっている。ボト ……
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DTB
半導体プロセスの微細化に伴い、素子ごとの性能のランダムなバラつきの影響が大きくなっている。素子性能がバラつくと、歩留まりが低下するほか、従来のワースト・ケースに基づいた設計では遅延の見積もりが悲観的になりすぎる。動作時にタイミング故障を検出し回復する機構をVLSIに追加することができれば、プロセス微細化の優位点を最大限に活かした高性能・低 ……
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forensic
過去のコンピュータセキュリティにおいては、サイバー犯罪をはじめとするインシデントを未然に防ぐこと、またそれらから迅速にシステムやサービスを復旧することを目標に様々な手法や製品の研究開発が進められてきた。しかし、クラッカーコミュニティの活性化している昨今においては未知の脆弱性を突くような攻撃(ゼロデイアタック)は増加の一途を辿っており、イン ……
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Improve area effesiency
プログラムには並列化不能な部分が不可避的に含まれる。アムダールの法則が示唆するように、メニーコアの時代においても、そのような逐次部分を実行するシングル・コアの性能は重要であり続ける。最近のスーパスカラ・プロセッサ・コアにおいては、消費エネルギーとその結果として生ずる熱がクロック速度を制約しており、効率、すなわち、回路面積あたり、消費電力あ ……
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SharkCage: VM secure processor
近年、クラウド上の仮想マシン(VM)の普及に伴い、多くの企業が自社のサービスを外部のクラウドプラットフォームを用いて展開する事例が増加している。クラウドプラットフォームの利用は自社でサーバ筐体を保有する場合に比べ、導入コストやスケーリングの容易さなど様々な面で優れているが、クラウドの管理者がその権限を悪用し顧客のVM内の情報を盗む危険性が ……
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Virtual Machine Introspection (VMI)
現在普及しているアンチウイルスソフトウェアの多くは、ユーザアプリケーションとして実行されています。 そのため、セキュリティソフトよりも強いレベルで動作するカーネルルートキットなどの検出が困難であったり、 システムに感染したマルウェアによって、監視を無効化される危険があります。 Virtual Machine Introspection(V ……
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CPU性能を向上させる高効率キャッシュアルゴリズム
プロセッサの性能向上のためには、プログラムによる外部メモリへのアクセス要求を、どれだけ内部のキャッシュ・メモリとのデータ授受で完結できるかが重要となる。近年ではキャッシュ・メモリ容量は増大し、一部のプログラムでは殆どのワーキングセットをオンチップに収納できるようになった一方で、依然として解消しにくい種類のキャッシュ・ミスが実行性能低下を引 ……
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三次元プロセッサコア
半導体製造技術の進歩により、近年では積み重なった半導体チップ間で、垂直方向に直接配線することが可能となってきた。プロセッサVLSIの三次元化は、従来の二次元構造に比べて微細化のコスト的な限界を越えてパッケージ容量を増加させるだけでなく、信号転送電力を減らし、実行効率を本質的に向上させる効果が期待されている。 しかし、三次元プロセッサの設計 ……
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GOOD WALK
良い歩行は健康の基本と言われています.歩数の量だけでなく,正しい姿勢であるくことが重要とされていますが,従来,歩行解析は多くのセンサーと専門家による解析を必要とするものでした.本研究では日常的に正しい歩きを意識することが重要と考え,常に持ち歩くスマートフォンのセンサを用いて,歩行の乱れをリアルタイムに警告するスマートフォンアプリケーション ……
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直観的な指示による機器連携手法の研究
コンピュータの小型化によりあらゆるものが計算力を持つことが可能となり、データの同期や画面出力、情報取得など、個人が複数の情報機器を柔軟に連携させて使用することが日常的となってきた。しかし通常、機器は論理名で管理されているため、目の前にある機器がネットワーク上のどの機器なのか見分けることは時に難しい。 この煩雑さを解決し、大量の情報機器 ……
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AirTarget: 光学透過型HMDのための直観的操作UI
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)は両手を拘束せず、常に視界内の安定した位置への表示ができることから、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)における代表的なデバイスとなっている。また、同様に、両手を拘束せず、ユーザの頭部に連動して指向することから、ユーザの意図を察するセンサプラットフォームとしても適している。HMDは大別すると、ユーザの自然 ……
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盲導犬ドローンの研究
視覚障害者のみならず高齢者の増加にともない、視覚に障害を持つ人の歩行支援のニーズは増大している。その支援方法は現在、同行援護、盲導犬、白杖など様々だが、それぞれ利便性、リソース、安全性などに課題がある。本研究では、ユーザ本人の意思で気軽に利用でき、大量生産が可能で、高機能なセンシングと柔軟なコミュニケーションが可能なドローンを用いる方法 ……
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心拍モニタリングによる作業支援
情報機器の小型化により,心拍変動の日常的な取得が可能となっています.心拍変動は,周波数解析することによって自律神経のバランスを知ることができる指標です.本研究では心拍変動をリアルタイム解析してユーザのコンピューティング環境にフィードバックするシステムを研究しています.フィードバックのアプローチとして,その時のユーザの状態にあわせてデスクト ……
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姿勢理解と音声生成による運動支援の研究
現在、運動不足を感じている人が多い。運動不足解消のため運動する場合、適切な運動がされていないと効果がなかったりケガをする可能性があったりするため適切な指導者と運動を行うことが望ましい。しかし、このような環境を用意することは容易ではないため、手軽に正しい運動を行うことができる運動支援システムが必要となる。 一般的な運動支援システムのフィー ……
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スマートフォンにおけるウェブプリフェッチングの省電力効果
電波状況の安定しないスマートフォンのwebブラウザでは,ユーザが近い将来に閲覧するURLを予測して,リクエスト前にデータ取得を行う,クライアントサイドプリフェッチが有効と考えられています.しかし,プリフェッチは予測ミスによる無駄な転送も発生させるため,電力消費のペナルティが課題となります.従来研究では通信量の増加を電力増として見積もってい ……